初心者におススメの落語 時そば

目安時間:約 3分

江戸っ子は冬場には、よくあったかいおそばを食べたんだそうで、

二八そばなんていってそばの値段が、二八の十六文だったんですね。

夜遅くまで、江戸のまちをそば屋さんが流していました。

 

時そばのあらすじ

「そばーうぃ」「おう、そばやさん」

とそば屋さんを呼び止め、そばを頼む

出来上がるまでそば屋さんといろんな会話、出来上がってくると

割りばしから丼からはじまり、だしが良いとか、そばが細くていいとか、

ちくわが厚く切ってあっていいとか、何から何まで褒めちぎり

「お代はいくらだい?」

「へえ、16文ちょうだいします」

「16文、銭が細かいんで手出してくれ」という

「いくよ、ひふうみいよーいつむーななやー、そば屋さん今何時だい?」

「へえ九つで」

「と―、11、12、13、14、15、16」と払って帰っていった。

それを見ていたのは、いつもおなじみのぽーとした野郎で

「何だい、あの野郎。よくしゃべるね―、最初から最後までお世辞の言いっぱなしだよ。

あんまりほめるから、食い逃げでもするんじゃねえかと思ってみていたら、ちゃんと払っていきやがった。」

「いくらだい?」

「16文で」

「銭が細かいんだ。手え出してくれ。

ひいふーみーよーいつむーななやー、そば屋さん今何時だい?

変なとこで時間ききやがったね。」

「ひいふーみーよーいつむーななやー、そば屋さん今何時だい?

へえ九つで

10、11、12、13、14、15、16

ひいふーみーよーいつむーななやー、そば屋さん今何時だい?

へえ九つで

10、・・・

あっ、あの野郎一文かすりやがった

おもしれえ、俺もやってやろうって

次の日、細かい銭を用意して

「そば屋さん」と呼び止め、そばを注文

昨日のそば屋と違って褒めるところがさっぱりない

そうそうに

「お代はいくら?」

「16文ちょうだいします」

「16文!これがやりたくって来たんだ。銭が細かいんだ、手だしてくれ

エへへへ、いくよ

ひーふーみーよーいつむーななやーそば屋さん今何時だい?」

「へえ、四つで」

「いつむーななやー・・・」

 

この噺家の「時そば」を聞いてみたい

なんといっても、5代目の柳家小さん

時そばのほかに「うどん屋」なども得意。

 

1995年、落語家として初の人間国宝に認定されています。

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